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皆さまこんにちは。
過敏性腸症候群(IBS/主に下痢型)のえいせです。
実家にいるのがストレスになってしまったので、大して貯金も稼ぎもないのにひとり暮らしを始めた話です(もうひとり暮らし2年目の終わりが見えてきてる)
元々大学の奨学金を全て返済し終えたら家を出るつもりでしたが、かなり前倒しました。
お金はないけど安心して家を出るために、実家にいた頃からひとり暮らしのシミュレーションをしていたので、家を出たいけど踏み出せない、自分の生活費の想像がつき辛くて金銭面が心配な方の参考になれば。
アラサー過敏性腸症候群女のスペック
- 過敏性腸症候群(主に下痢型だけど便秘にもなるしガスもたくさん出る。毎月心療内科に通院してお薬をもらっているよ。ついでに不安神経症だよ。)
- 大卒非正規雇用(中小企業の大学新卒の初任給くらいで生活してるよ)
- 大学奨学金返済中(日本学生支援機構(有利子)と住んでる自治体(無利子)の2箇所から借りてたけど、自治体から借りた方は返済し終えたよ)
- 歯列矯正中(美容ではなく健康面から歯科医師に治療を勧められたので。今は保定期間だけど15ヶ月と言われたのが倍以上かかったし、部分矯正で総額60万以上は飛んだよ。ひとり暮らし始めて1年目は矯正で毎月通院(施術代5000円してたよ)※矯正に伴う抜歯が想定以上の超高難易度だったので時間がかかりました。詐欺ではない。
計画を練るために家計簿をつける
そもそも家計簿をつけたきっかけは歯列矯正なのですが(利息なしの分割払いをさせてくれるクリニックで毎月矯正代を確保するために管理するようになった)、結果的にどこに無駄遣いしてるかが分かるようになりました。
どこに無駄遣いというか、趣味にお金をかけすぎてるしカフェ行き過ぎっていうのが分かったのがオタクの家計簿の収穫です(この後コロナ禍になり趣味が壊滅したので趣味費のエグさに気づいた)
どうバランスを取れば生活費に回せるかが分かるようになって安心なので、どの節約家もファイナンシャルプランナーも勧めていてベタですが家計簿は必須です。現状把握できないと計画なんて立たないので。
ちなみに私は家計簿はアプリ2種を使ってます。
「マネーフォワードME for SBIネット銀行」、「らくな家計簿」です。
それぞれのアプリの長所が違うのと、2つ使うことでダブルチェックを兼ねてます。計算が苦手なので、1つだけだとなぜか帳尻合わない不明金が出るんですよね。謎。
マネーフォワードは登録した銀行等との自動連携で、勝手に収支を記録してくれます。現金払いなどの連携できないものは手入力になりますが、キャッシュレス派の金銭の移動はだいたい記録できるかつ数値の入力ミスが起きません。ある程度ズボラでも金銭の把握ができるので、家計簿がつけらない自分にストレスが起きない。ちなみにforSBIネット銀行なのは、使っているネット銀行がここだからというだけです。口座内にさらに細かく口座を作れるので、引っ越し用に貯金を取り分けておくのに便利でした。
らくな家計簿は連携などはなく、完全に手入力で収支をつけていくアナログ作業な家計簿アプリです。マネーフォワードよりも細かく費用内訳を入力しています。全部入力できると達成感と現実の把握と管理をできる自分への自己肯定感が上がる。
どちらもグラフで資産の増減を見えるので、具体的にどれくらい使ったかがわかりやすくなります。家計簿アプリは山ほどあるので、自分が使いやすいものを使えばいいと思いますが参考までに。

日用消耗品や食費のやりくりを実践シミュレーションする
実家にいる段階から、家族に不審に思われない範囲でお金のやりくりを実践してました。
身体を清潔に保つもののコスパを確認する
家族共用になっていたシャンプー・コンディショナー・ボディーソープなど、身体を清潔に保つものを自分専用で買い、消費量を確認しつつ自分にあったコスパが良いものを探しました。
価格はいくらで、どれくらいの頻度でなくなるから一ヶ月あたり何円程度かかるのか、ざっくりと計算しました(詰め替えパックだったら何ヶ月で使い切るから一ヶ月いくら、とか)。特に髪質や頭皮が強いのでシャンプーは家族共用で済んでいた人生ですが、ようやく質とコスパを重視するように。
化粧品類も同様です。ちょっとグレード下げても大丈夫なものは下げてみたり、これは変えると肌が荒れちゃうなというものは確認して戻したり、清潔に生きるためのコストを確認しました。
肌荒れはQOLが著しく下がりますし(帯状疱疹で経験した)、おしゃれは自分のため/身だしなみは他人のためとマナー講座で習ったことを反芻し、見た目をコスパよく清潔に保つ費用を算出しました。これは生きるために必要なお金です。
ちなみに私はネットで購入が一番安かったので、だいたいそれに落ち着きました。Amazon(定期便で割引使う)、楽天(色々)、Qoo10(メガ割で美容液とかマスクまとめ買い)で生きてる。あと家から近くて安いドラッグストア。

その他消耗品の価格や質を確認する
具体的にはティッシュペーパーなど。普段何気なく使っているものです。家族共用のものが多いのではないでしょうか。
私は花粉症等がないので普段から家族共用のもので十分だったのですが、自分用にティッシュを購入してみました。ティッシュを切るという節約術もありますが、私は紙の箱ではなくビニールのパックに入ったティッシュで十分だという気づき。しかも安い。トイレットペーパーもシングルとダブルや紙質の比較をドラッグストアでしてみる。
掃除道具も消耗品です。広い部屋に住むつもりはなかったので、フロアワイパーとカーペットのコロコロでずっと過ごしていますし足りてます。替えのシートとコロコロがなくなる頻度を確認。この辺は100均で揃いますが、フロアワイパーの本体だけは丈夫なものにしたかったのでクイックルワイパーにしました。汚れが目立たない黒があるんですね。

クイックルワイパー ブラックカラー(1セット)【クイックルワイパー】
掃除機にしても、消耗品の交換パーツがあるならばその出費も計算していきます。
こうして食費以外にかかる日々の費用がわかると、生活費の解像度が上がります。
コンビニに行かない癖をつけておく
これも節約情報発信系で出てくる定番中の定番ですね。
私は会社へ行く途中に朝食やおやつを購入しがちでした。
が、家計簿をつけてみると実家ひとり暮らしのわりに食費の支出多くない?と気づきます。確認したらコンビニの利用回数が思っていたより多かったです。以後、コンビニではなく薬局やスーパーで前日などに安く買っておくことにしました。
あ、推しコンテンツのコンビニコラボは必要経費なので別です。逆に言えば、コンビニでしか買えないものがある時や本当に必要な時以外はコンビニに行かなくなりました。セブンイレブンのゴンチャ美味しいですよね。
ひとり暮らし前に癖をつけておくと、節約のために生活スタイルを変えるストレスを抱えなくて済みます。
こんな感じで計画的に生活費面の調整を行い、思ったより家計が辛い!という状態にならないようにしていきました。
断捨離する
ひとり暮らしを始める前の断捨離のメリットは2つ。
ひとつはものが減るので、引っ越しで持って行くものが減り引っ越し費用を抑えられること。
ふたつめは、不要なものを売ると引越し資金を作れること。
断捨離についてはこちらの記事で説明をしているので参考になればと思います。

断捨離ついでに新生活に持っていける家具家電を徐々に揃える
断捨離をすると模様替えの言い訳をしながら、新しい家具や家電をあらかじめ揃えても不自然ではありません。もちろん引越し先の部屋の広さが決まっていなければ新たに買う家具は決められませんが、それでも最低限必要になる収納品(棚)や雑貨類は汎用性が高いものを選べば持っていけます。
私の場合は住む部屋の広さをざっくり考えて(6畳想定)、どんな部屋でも使えそうな白いカラーボックスを収納の基準として買いました。カラーボックスなら大きさも統一されているので、内見時に広さを測れば何個持っていけるかもどう置けるかもわかります。
家電は自室で使える小型家電を揃えました。実家にいるうちに大きめの出費をなるべく済ませておきます。買って良かったのは空気清浄機(プラズマクラスター)です。が、ひとり暮らししてから除湿機能付きでも良かったなあと夏になると思います。湿度が高いと体調と電気代も酷くなるので。

空気清浄機 加湿空気清浄機 シャープ KC-S50-W ホワイト系 プラズマクラスター7000 SHARP (畳数23畳 / 加湿14畳まで) KC-R50 の後継 加湿器 花粉運転 スピード循環気流 脱臭 集じん PM2.5対応 kcs50 KCS50 リビング 寝室
暮らすエリアと物価、通院までの距離を確認する
住みたいエリアや家賃の相場は、賃貸情報サイトで手に入ると思います。
それ以外に知りたいのは物価面です。家賃が高いということは、大抵物価も高いということですので……。住みたいエリアにどんなお店があって価格がどの程度か確認できると、日々の食費も想像しやすくなります。
また、自治体によって水道代も大きく変わります。実家住まいの場合、家に届く料金表を見るとは思いますがそれとは全く異なる料金のエリアに住む場合は、水道代も想定とズレると思います。水道インフラが老朽化し、水道代の値上げが最近話題になっていますので自治体ごとの水道代も確認しておけると良いかもしれません。検索するだけで比較をしているサイトが出てくるので、調べるのは難しくありません。過敏性腸症候群、お手洗いにいく回数が多い=トイレを流す回数が多い=トイレにかかる水道代が多いので、水道代が安いにこしたことはありません。気になってトイレを流しにくくなってはストレスなので。
さらに過敏性腸症候群、通院をしている方も多いと思いますのでいま通っているクリニックに通い続けるのか、別のクリニックに変えるのか、変える場合はどれくらいの距離にあるのかの確認は重要です。定期的に通う場所が遠いのは辛い。私は実家の時よりもクリニックが近くなりました。これだけでも自由に使える時間が増えて快適です。
引越し時期をあらかじめ決める(引越し閑散期にする)
引越し閑散期にすることで、いくつかメリットがあります。
比較的ゆっくり内見、物件決めができる
繁忙期はみんなが部屋を求めている争奪戦状態なので、早く内見して早く部屋を決めなきゃ!という追い込みの気持ちが出てきてしまうのではないでしょうか。多分、これだけでも疲れてしまうしメンタルを労わりたい過敏性腸症候群には避けたい環境だと思います。
引越し閑散期にすることで焦る気持ちが減り、不動産屋さんも余裕があるタイミングになるのでお互いWin-Winではないでしょうか。私は4月に物件情報を集めて5月に内見と契約、6月に引越しを行いました。
まだ本格的に暑くなる前なので、暑さでやられてしまう心配もありません。費用を抑えられる上に、忙しい各業者さんへの申し訳ないという気持ちも消え、心にゆとりができます。
費用が節約できる
費用節約のメリットは大きいです。引越し費用を準備していても、ゴリゴリとお金がなくなっていくので、予算に余裕があまりない方は特にメンタルが安定すると思います。
荷物量や地域、業者によって引越し費用さらに変わりますので、そこも事前に情報収集できると安心できます。私の場合は引越し見積もりサイトは使わずに情報収集して一社に決め打ちしました。比較見積もり依頼が面倒でストレスになりそうだったので。比較するかは個人の自由ですし、ここは自分のストレスが許容できるやり方で業者を決めた方がいいと思います。
人によっては自力で引越ししてしまう人もいますけどね。すごい。
引っ越す前に健康診断や気になる検査を受けておく
ひとりになってから大病が発覚したらひとり暮らしどころではないので。
過敏性腸症候群以外に気になる病気がある場合は、検査を受けておくことをお勧めします。健康第一。
私は引越し費用やシミュレーションが整った段階で、大腸内視鏡検査を受けました。

結果、ポリープがあったため検査以外に手術という名目で出費が増えました。年齢にしてはポリープがあるのは早いと言われたため、自分を過信せずに生活に余裕があるうちに検査を受けておくのが良いと思います。
(念のため)未納の年金を納める
ところで20代の一部を学生として過ごした方、学生という理由から国民年金を納めていない期間があるのでないでしょうか。(学生納付特例制度というものを使った場合です)

親御さんが年金を払ってくれている場合もありますが、この手続きを行った場合は未納期間が発生しているものの10年なら遡って追納することが可能です。
年金は払い損と言われている世代ですが、年金は高齢になった時に支払われるもの以外にも、障害を持った時に支払われる障害者年金もあります。持病がある時点で健常な方に比べたら障害を持つリスクは高いという気がしているので、念のために払っておきました。支払う金額や期間は人によって異なるので各自ねんきんネットなどでご確認ください。私は早生まれで20代を学生をして過ごした期間が比較的短かったので、追納が間に合いました。早生まれのメリットを初めて感じたかもしれない。
ちゃんと還元してくれる国になってよね!!!!!
生活に余裕があるうちに旅行に行く、欲しいものを買う
収入に余裕がある、旅行が趣味な場合はあんまり関係ないと思いますが、低収入持病持ちでひとり暮らしの場合、大きな出費のある旅行は簡単には行けません。同じく高額なものも躊躇するようになります。暮らしが優先なので。
実家暮らしで余裕があるうちに行ったり買ったりして、様々な経験を得ておいた方が良いと思います。こういうプラスな経験は早く積んだ方が人生の視野も広がりますし、また行きたい欲しいと思えたらひとり暮らしのモチベーションにも繋がります。
ちなみに私が行った旅行はこれら。

旅行予約サイト眺めてよさげなとこ見つけたら勢いで行けるのも実家暮らしの余裕ならではです


準備が整ったらいざ引越し!
生活シミュレーションができた、健康に異常もない、余裕があるうちに行きたい場所にも行ったし、欲しいものも買った!
ここまで整えてようやく引越しをしました。
こんなに用意周到にやるものじゃない気もしますが、低収入でもメンタルの安定と健康に自立を目標に引越しを終えることができました。
尚、親には物件がほぼ決まってから引越しすることを伝えました(引越し1ヶ月前)
子供にはずっと家にいて欲しいと思っているタイプの、世に言う毒親のような人なので(おそらく自覚はない)
物件が決まったらあとは諸々契約してあっという間です!新生活はシミュレーション通りに過ごせば予算内で収まるはず。
ひとりでいる方が気楽な方には、各種ひとり暮らし経費で自由と精神の安定を買うようなものだと思います。私はそれです。子供の頃から一人で家でお留守番することが日常だったので、ひとりが寂しいとか無いのもあるとは思いますが。
また、貯金が少なくてもひとり暮らしをしようを思えた(やればきっとなんとかなると思えた)のは、現在ひとり暮らしの強火オタク友人が「30万だけ持って家を出た(飼い猫あり)」というたくましい行動を聞いたということも添えておきます。あんまり気に病まなくてもなんとかなる!!
以上、私の超計画的な引越しについてでした。どなたかの参考になれば幸いです。
それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
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