皆様こんにちは。
わりと限界ギリギリ社会人、メンタル弱るとお腹が痛くなるオタクのえいせと申します。
今回はタイトル通り、足にスマホが落ちてきて労災(労働災害)になった話です。(アイキャッチのいらすとやさんの画像ほどひどくはない)
もっと詳しくいうと、『通勤中に他人が落としたスマホの角が足を直撃して、末梢神経圧迫で一週間くらい苦しんだ上に労災申請思いの外めんどくさかった』です。
労災って社会人やっていればよく聞くし言うけれど、実際に受けないと何がどういう仕組みになっているかわからないですよね。落ちてきたスマホが原因というわりとしょうもない理由でも労災になるのだという体験談というか一例としてお楽しみいただければと思います。
怪我したら我慢せず受診と休養は大事。
他人のスマホが落ちてきたので足が使い物にならなくなりました
ことの始まりは4月某日。新生活が始まりコロナ禍による制限もかなり緩和され、電車は満員の頃。
それなりに混雑している電車の座席(ボックス席ではない、通常の横長のシート席。)に座っていたところ、目の前に立っていた方が落としたスマホが私の足の親指付け根に直撃しました。
低い呻き声を上げるだけで精一杯の私。一応男性は謝ってくださいましたが、まさか相手もこんなに当たり所が悪いとは思いませんよね。スニーカーを履いていたのが幸い。パンプスやサンダルだったら詰んでた。
電車は会社の最寄り駅まで近づいていましたし、一時的なものだと思い、その日は痛いなーと思いつつも常備している鎮痛剤を服用して一日業務を乗り切りました(これで乗り切ったのがよくない)
帰宅してから痛みが再発しましたが、まああとは寝るだけだしね!と思って就寝。
翌日、なんか痛い気がすると思って通勤したところ時間経過とともに痛みが増していきます(もう早退しとけばよかった)。勤務中に「あ、これダメなやつだ」と察したので急遽翌日は有給を取得して整形外科へ行くことにしました。その日は痛みに耐えて勤務終了。
事故ってからかなり時間が経っていますが、我慢はよくないですね。
医療機関を受診するときに『通勤中に起きた』と申告する。労災になるので医療費は一時預かりになる。
労災は種類を2つに分けられて、業務中に起きたことは『業務災害』、通勤中など移動中に起きたことは『通勤災害』と言われるそうです。業務に向かう途中に事故が起きても認定されるの、思いの外手厚いですね。私の場合はもちろん『通勤災害』に該当します。
かかりつけの整形外科が労災対応しているクリニックだったので、窓口で「通勤中に〜」と説明したらすぐに労災になるのでと詳しく説明してくれました。
診察結果は、骨に異常はないので単純に末梢神経の圧迫による足の痺れと痛み、修復を促進するビタミン系のお薬が処方されました。1日3回2週間分です。痛みを緩和する薬ではなく修復促進のお薬なので安静にするしか術はなかったです笑(笑ってられるような痛みではない)
この時、私は整形外科と薬を処方する調剤薬局の2箇所にかかりました。それぞれで通勤中に起きたことの説明を行なって、医療費が一時預かりとなりました。私の場合は後から労災の書類を揃えて再度医療機関に向かい、領収書とあわせて医療機関に提出で医療費が返金される形です。
薬局の方に伺ったのですが、労災対応していない薬局もあるそうなので事前に調べたり大きいところを受診した方が良さげです。
会社に診断結果の報告して労災の書類を作ってもらう(ここがめんどくさい)
いや労務の人もめんどくさいでしょうね(労務の人、ありがとう)
労災申請はおそらく大体の会社で労務案件になるのかと思います。ということで私は労務より指定された社内の申請書類に事故当時の状況説明、診断結果、状況の説明図を提出することになりました。結構細かく書かないといけないので、事故当時のことはしっかり覚えておきましょう。場所はもちろん、時間とか。私の場合は電車がサイレント遅延していたので覚えていました。というか、
状況の説明図とは……?
いやもうそのままです。どこでどのような状況で何が起きたのかを絵で説明するだけです。私はペイントで図形ツールを使って棒人間と落下するスマホを描いて、それを申請書類(と言う名のエクセル)に貼り付けました。絵心などなくて良い。伝われば良い。(多分この説明図を描くのに慣れていない人が多いのか、労務から文章で送ってもらえればこちらで描き起こしますと言われましたがもう描いちゃったよ)
ということで、大体こんな感じのものを添えました。これで伝わったので、簡潔に分かれば良いみたいです。このへんは会社によると思いますが。
書類はかかった医療機関の数だけ必要
ところで私は、整形外科で薬を処方されずに調剤薬局に処方箋を持ち込んで薬を処方してもらいました。なので、医療機関には2つかかっていることになります。
労災の書類は1医療機関につき1部必要なので、私は2部用意が必要となりました。社内提出書類はエクセルでしたが、医療機関に提出するものは手書きなので手書きで2部……。めんどくさい。2部必要なことが労務にうまく伝わっておらず、書類用意に時間がかかってしまったのもなかなかのタイムロスでした。
必要な部数はしっかり労務にお伝えしましょう。
書類が用意できたら医療機関から発行された領収書と書類を持って、再度医療機関へ。そこから医療機関から労基へ書類が渡るらしいです。で、一時的に負担していた医療費は返金されます。
申請のプロセスはざっとこんな感じでしょうか。書類記入のために、事故当時のことをしっかり覚えておくことが何よりも大事です。
さっさと無理せず休んでご飯食べれば治るなら、休む
そんなこんなで労災申請書類を用意しつつ休日挟んで出勤したものの、やっぱりまだ痛む足。例えるなら足の裏に穴が空きそうなくらい痛い。
在宅勤務にすぐ切り替えられる環境だったので、在宅勤務に切り替えて翌週は過ごさせてもらいました。同時に適当になっていた食事の見直し。最近食事の用意が適当になっていたので、末梢神経修復に必要な栄養素(食材)調べてささっと買い出しして家でのんびり過ごしました。1日引きこもるだけでもだいぶ違ったので、痛いけれど歩けるからと自覚なく無理して動いていたんだなと反省&限界まで耐えてしまうから過敏性腸症候群になってしまったんだよねっていう自分の性格を改めて省みる良い機会になりました。
何よりも足先が自由に動かないのが怖かったですね。子供の頃の習い事の関係で、足の指がとても開くし足先が柔らかいのでそれができなくなるのが怖かったです。自分の身体は一生付き合っていくものですし、足に不自由が生じることがこんなに怖いのかと(ゆうて帯状疱疹で歩けないし着る服も選ぶし保湿クリームも見直さなければならなくなったこともあるので、足で苦労したのはこれで二度目)。
2週間しっかり服薬して豚肉食べてあさり食べてプルーンの飲むヨーグルト(貧血に効くあれ)飲んで最低限の移動はちゃんと歩いてスニーカーも靴紐ちょっと緩めて圧迫なくして、ってやったらちゃんと治りましたので、療養と栄養は大事。
無理してまでやる仕事はない(というか今回の諸悪の根源は通勤では?)
おわりに
以上、スマホが足に落ちてきただけでわりと足が使い物にならなくなって労災申請をした話でした。
ちなみにスマホはiPhoneの大きいサイズ、カバーがつけられていましたがソフトかハードかは不明、角が1メートル以上の高さから直撃って感じです。骨に当たってなくてよかった。
スマホも金属の塊なので、それくらいの高さから落ちれば凶器になります。自宅でもやりがちな感じしますけども。
暖かくなってきたのでサンダルで外出する方も増えてくるのではないでしょうか。足元はくれぐれもお気をつけくださいませ。
ここまで読んでださりありがとうございました。
コメント